脱毛

本日浪速は晴れからのどんより曇り空。なかなかからっとした空になりませぬな。皆々様のお住まいの空のご機嫌はいかがであるかな？

本日ゴエ爺は千利休と秀吉の茶会へと呼ばれてもおらんのに行っておりまする。

皆々様いかがお過ごしでありまするかな？

先日とある会で飲食店へと行った時のお話。

店主、そして料理長の男、飲み物を作り運んでくれる姫君の三人が居ましてな。

あれこれ話しをしているとひょんな事から脱毛の話しになったのでありまする。

その男はひげの脱毛をしたと。言われて見れば昔は口元が青々としており濃かったような気がしまする。今はつるつるで真っ白になっておる。そんなにじっくり人の口元ばかりをを見ませんもんで気付きませんでしたが言われて確かに、と。

すると店主が一言。

「うちで働いておるこの姫君、お昼は脱毛のお仕事をしておりますぞ。よければ是非」

姫君が一言。

「そうなのであります。姫君専用でやっておりまするが特別に是非是非」

それから皆で脱毛についてその姫君について色々聞かせて頂いたのであります。

ひげの脱毛は今はもう当たり前。足も腕も全身も殿方がやるのは当たり前の時代になっていると言うではありませぬか。

そうなのか？そうなのか？と飛び交う言葉。

なかなか時代に取り残されているのぉと実感したのでありまする。

武将様はしたいと思うた事はありませぬがするとしたらひげでありまするかな？

しかし毎日毎日剃っておりまするが未だに面倒くさいとは思うたことはありませぬ。風呂のついでにやっておるもんで洗髪、洗顔、と何ら変わらず当たり前のようにやっておりまする。

それと同時に生えてて良かったなぁと思うた事もありませぬ。伸ばした事もありませんが。

いつの日か生やさねばならん時がやってくるのでありましょうか？ひげに助けられる日が来るのじゃろうか？

それならば脱毛でひげと永遠のお別れするのは早すぎるような気がしまする。そのいつかの為に、と毎日ひげ剃りをしていいお付き合いをしております。

しかし聞く所によると早めの方がよいとの事。

ひげが黒いものには反応して脱毛出来まするが白くなると反応せず脱毛出来ない、と。

ふむふむ、、ふむふむ、、

やるなら今なのか。白くなってからでは遅い。

しかしどうじゃろうか？ひげつるつるの武将様はどうじゃろうか？もう少し顔に貫禄が出た時は手のひらくらいの長さのひげを伸ばし斜め右上を見ながらひげを触る。少しやってみたいし見てみたいじゃろ。なもんで今回の脱毛は見送ります。

本日も皆々様。

よき一日になりますように。

そしてよき週末になりまするように。